働く妊活女子のリアル

労働と妊活のはざまを行ったり来たりなリアルな日常を日々綴ってみます。

流産ということ

流産ということ。
知識としては知っていても、実際に体験すると生々しい、知らなかったことがありました。


稽留流産の確定検査は旦那と2人で受けに行きました。
再度先生に赤ちゃんを診てもらいましたが、
11週目にして9週目のサイズのまま。
心臓が動く様子も確認出来ませんでした。

内診後、診察室で旦那と2人、先生を話を聞きました。

先生は改めて
流産は珍しいことではないということや、母親の責任ではないということを旦那を前にして説明してくれました。
そして、具体的な手術の日取りや当日の流れを説明してくれました。

色々な説明の中で、最も衝撃的だったのは、「ホルマリン」を渡されたことです。

私の場合は9週目に赤ちゃんが亡くなり、
発覚したのが11週目。
そこから再検査をし、実際の手術は2週間後でした。
(変な言い方ですが、手術が混んでおり2週間後しか予約できなかったのです。本当に多くの方が辛い想いをしているのだと実感しました。)
つまり、赤ちゃんが亡くなってから1ヶ月後の手術ということになります。
お腹の中で赤ちゃんが亡くなった場合、そのままにしておくと母親の身体は、いずれは自然と赤ちゃんを排出しようとします。
亡くなって1ヶ月も経つと、いつ血が流れ、赤ちゃんが出てくるかわからない状態でした。

もしも手術までに赤ちゃんが出てきたら、出てきた赤ちゃんをすくいあげ、ホルマリンに入れて持ってきてほしいとの説明を受けました。

理由は、次の妊娠のために赤ちゃんを病理検査に出し、母親の子宮内に異常な細胞が増えていないかを確認するためだったと思います。

この、自分で赤ちゃんをすくいあげることについては、「小さくても亡くなっても、ちゃんと産んであげたい」「ちゃんと姿を見てあげたい」と考える方もいるようですが、私は想像するだけで辛い経験になるような気がして仕方ありませんでした。

産んであげたいという気持ちはありますが、その後ホルマリンに入れるというのは、どうも耐えられそうにないと思いました。

その気持ちを察してか、「どうしてもすくいあげることができなかったら、大丈夫ですよ。」と言われました。

その他は手術の内容とリスク、当日の持ち物等を説明され、採血などを行い、確定検査は終了しました。

流産って、赤ちゃんが亡くなってしまうことなんですが、実際にはその後手術をする・しないの判断が必要になったり、手術をしない場合は陣痛を伴うプチ出産をすることになったり、場合によっては自分でホルマリンに入れなくてはならなかったり。

亡くなって残念だっただけではなく、生々しい決断をしなくてはならないと知りました。
手術を受ける場合は手術のリスクもあります。

流産ということを身をもって感じた1日でした。